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2001年からブリュッセル在住の、日仏カップル。日・仏・白の話題を織り混ぜた、とりとめのない日記です。


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4月の魚
poissondavrils.jpgエイプリル・フール、April Fool's Dayのことをフランス語ではPoisson d'avril(4月の魚)と言い、今では世界各地に広まっているこのイベントは、フランスが発祥と言われています。

●なぜ4月1日なのか
一説によると、1564年、フランス王シャルル9世がそれまでのユリウス暦をやめて、グレゴリオ暦を正式な暦と定めた時から始まったということです。ユリウス暦では新年は3月末から4月の頭で、復活祭に合わせていたのですが、グレゴリオ暦で新年は1月1日となったのです。

それでも旧正月の名残で、4月1日に贈り物をする習慣がしばらくは続いたそうです。4月1日に贈り物をして「あれ、お前知らないの?新年はホントは今日からだよ。」なんて人を騙して遊んでいたのが、April Fool's Dayの始まりというわけです。
まことしやかですがこの説は、信憑性のほどは定かではありません。きっかり4月1日が新年とされていた時代はないのです。おそらくこれもどこぞの土着の春祭りが転じたものだと思われますが、どれもイマイチ説得力に欠けています。

●なぜ魚なのか
カーニヴァルから復活祭の間の節制生活中、肉食はダメですが魚は食べてもOKでした。そのため食べ物の贈り物として魚を選ぶことがよくあったので、4月1日にも「新年おめでとう」と言って魚を送りあったという説がよく見られます。(ただし復活祭の方では魚の贈り物の話は聞かないので、これも眉唾)

また、4月は魚の稚魚が多く産まれる頃で、稚魚はバカなので餌なしの釣り針でもすぐ釣れるというところから、騙された人を「4月の魚」と呼ぶようになったのだとも言われます。

現在フランスのほかにベルギー、スイス、オランダ、ドイツ、イギリス、スコットランド、アメリカ、日本などでこのイベントが残っています。スペインにも似たような日がありますが、12月です。

民俗学的に言ういわゆる「ハレとケ」(ハレ=非日常、ケ=日常)の必要性で人間は同じ状況が長いこと続きすぎると不安になったり、刺激が欲しくなるので、ひとは人為的に非日常をつくるようになったのだそうです(ある意味犯罪防止などにも役立っているはず)。世界各地に見られる冬から春にかけての多くの祭りは、特にこうした意味合いが強いと思います。

「4月バカ」では、羽目を外すことによって、例えば皆がウソばかりついて世界がメチャメチャになっても、翌日全てが普通の状態に戻って「ああ、いつもの暮らしでよかった…」と安堵し、ケを生き続けることができるのです。

たまに東京へ帰ると「ハレ」だらけで驚きます。ヨーロッパで日曜にほとんどの店が閉まってしまうのも、メトロのストで会社へ行けなくなってしまうのも、不便だ困ったものだと言いながらも、生活のちょっとしたアクセントととらえるようにしています。全てが滞りなく毎日過ぎていったら、きっと私は息苦しくなると思うからです。

今年も4月1日だからと言ってなにかバカなことをしたわけではないですが、停電という不幸(この記事、一度全部消えました…泣)に見舞われ、ちゃんとアクセントがついてくれました。

banner_04.gif  <- 頑張って書き直したので、押してください…。
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それは、僕がまだ高校生だった時のこと。確か、2年生になった年の4月1日だったと記憶している。その日、友人Nと会っていたのだが、ふいにあるイタズラを思いつき、僕は友人Yに電話をかけた。Yは留守で、電話口には彼のお母さん。Yの母「1時間ほどしたら帰ってくるから、電...
2005/04/03(日) 04:34:19 | プチ小説家・内藤善弘公式ブログ
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