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2001年からブリュッセル在住の、日仏カップル。日・仏・白の話題を織り混ぜた、とりとめのない日記です。


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お葬式
Pope_John_Paul_II_electeds.jpg夕べ寝室で着付けをしている間に、ローマ法王ジャン・ポールII(ヨハネパウロ2世)死去のニュースが。テレビの前に行ってみたら特番が始まっていました。

ニコラが言うには、通常の土曜のバラエティ番組をやっていたのが、ぷつんと切れてニュースになったのだとか。TVにでかでかと「天皇陛下崩御」の文字が出てきた昭和64年1月7日の朝を思い出しました。

一夜明けても色々なチャンネルで法王特集をやっていて、過去の映像が流れています。ハッキリとした声で話す法王を見たのは久しぶり。やっぱりここ数年はまともな状態ではなかったよなあと、しみじみ思いました。日曜なので普通でも教会ではミサをやっていますが、今日映っているブリュッセルの教会はかなりの人出です。フランスやイタリア、ポーランドの教会の様子も映っています。
ここ数週間はローマのサンピエトロ広場に信者たちが集まり祈る様子がしばしば放映されていました。昭和天皇が意識不明の間も、記帳のために大勢の人が集まっていた映像を思い出しました。そしてあの1月7日も、沢山の人が泣いていました。少しでも身近な出来事としてとらえようとすると、あの時の日本を思い出すのです。

個人的には特に誰も崇めていないのでどちらもピンと来ないのですが、自分が深く慕っている人が亡くなって、その悲しみをこれだけ大勢の人と共有できるというのは、どんな感覚なんでしょう?

あれだけ熱心に(ほとんどの人が)会った事もない誰かを崇められるのは、その人を理想化しているわけですが、完璧な人間はいないので、ある意味人間とみなしていないからだと思います。信者にとって法王はやっぱり神に近い存在なのでしょうか。

法王や聖職者のように神と人との間に立つ特別な地位がなく、教義上「あくまでも神と信者のみ」というところは、イスラム教のほうが好きです。

ヨハネパウロ2世は「世界中を駆け回って政治と宗教のバランスを取るのに奔走した」のが功績のようですが、一方で避妊、中絶、同性愛に対する保守的な姿勢でキリスト教者からも批判が出ています。エイズ感染予防のためのコンドーム使用も認めていないそうですから。

palnaさんが「ただ疑問なのは、悲しみに包まれるのはこの方のお人柄だからでしょうか。「法王」という役職の方が逝去されたからでしょうか。」と書かれていました。私もそう思いながらTVを見ていましたが、広場に集まっている人へのインタビューでは前者っぽい人を多く映していました。「彼はいつも私たちのためにできることを全てしてくれた」とか「あんなに温かい方を失ったことは、非常に悲しい」とか。

フィールドワークに生きたマザーテレサが亡くなったときは「温かい人だった」というコメントに説得力がありました。でも法王は高いところから手を振って何かを読み上げている印象ばかりが強くて、よく分かりません。特番で「自分を暗殺しようとした人物に獄中で面会し、彼を許した」というのを映していても、どこか演出くさく見えてしまいます。法王という地位が権力に結びついているからでしょうね。

次代法王については、まだ正式に報道されていません。「中国人説」も聞かないですね…多分やっぱり白人がなるのだと思います。

とりあえず法王は私が物心がついたらヨハネパウロ2世でしたので、彼の在位中の出来事を追った番組を見れば、私の生きてきた時代の歴史とも重なりそう。そういう見方をすれば面白いかも。

普段、映画以外で長いことTVの前に座る習慣がないのですが、法王の葬儀なんてもう見ることはないのかもしれないで、特番1本くらいは見ておこうかなと思うのでした。

banner_04.gif  <- 「読んでるよクリック」ありがとうございます。

追記:Le Journal de La Princesse frivoleの関連記事によると、1981年のヨハネパウロ2世訪日以来、日本のカトリック教会では「法王」ではなくて「教皇」に統一しているそうなので、次回から教皇を使うことにします。
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コメント
≪この記事へのコメント≫
私も報道の状況は天皇の時に似ているなーとは思いましたが、心理状態としてはまったく違いますね。悲しみの個人差も大き買ったと思います。我が家のカトリックフランス人は特に悲しんではいませんでした。
2005/04/04(月) 14:05:52 | URL | ふらんす #-[ 編集]   
ふらんすさん、TBありがとうございました。
思い出してみると昭和天皇のとき、祖母はやっぱり難しい顔してTVを観ていましたが、私は全然ピンと来なくて、「天皇の葬儀でしか使われない曲」や、色んな儀式をとにかく珍しく思っていたような。
私の周りでは、カトリックもそうでない人も、法王の晩年の弱った姿を痛々しく哀れに感じていて「これでやっと安らかになったでしょう」みたいなことを言っています。
2005/04/04(月) 14:22:44 | URL | ydr>ふらんすさん #L.iXitw2[ 編集]   
TBありがとうございました。
やはり昭和天皇が崩御した時のような感じなのですね。

これからは教皇って言おう!と決めたものの、なんだか教皇だと「世界史~」というイメージが強くて…。
書き言葉なら大丈夫なんですが、話言葉では相変わらず「法王」と言ってしまう弱い自分がいます(--;

ヨハネ・パウロ二世、生前から、死後は列聖されるだろうとのもっぱらの噂でしたが、さてどうなるのでしょう。気になるところです。
2005/04/05(火) 15:27:13 | URL | Mlle.C #-[ 編集]   
私も、教皇と言うと歴史上の人物みたいな気がしてしまいます。
法王と教皇って元の単語も違っているのだと思っていたら、日本語だけの問題なんですねえ…。
列聖なんて話も確かにありますね。これも私にはよく分からない感覚です。
2005/04/05(火) 16:43:15 | URL | ydr>Mlle.Cさん #L.iXitw2[ 編集]   
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
2010/05/28(金) 12:49:25 | | #[ 編集]   
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悲報が飛び込んできたアー*.゜。(*-ω人).゜。*メン 4月2日午後9時37分
2005/04/03(日) 21:12:42 | 電脳秘書執務日誌
この週末、フランスはローマ法王関係の報道で持ちきりであった。ちょうど1週間前の復活祭のころから容態はあやしくなって来ていて報道が多かったのだが金曜の夕方からはもうその話ばかりだった。病状の公式発表は6時間またはそれ以上の間がおかれるのでその間は同じニュー
2005/04/04(月) 22:01:30 | フランスって
 さて,先日パパさまことヨハネ・パウロ2世(John Paul II)が亡くなったわけですが,ここトルコでもやはり話題になっています。さすがに1面トップというわけにはいきませんが,1面の2~3番手の記事扱いにはなってますね。 トルコ語でも法王(教皇)はPapaといいます...
2005/04/05(火) 05:35:16 | asterisk* blog
昨日から、各メディアはヨハネ・パウロ二世死去のニュースで持ちきりだ。私はカトリックではないが、この巨大宗教の長として26年間の長きに渡り対話と布教に尽くした、その功績に敬意を表し、謹んで哀悼の意を表したい。ところで、前々から疑問だったのが「法王」の呼称。世
2005/04/05(火) 23:23:33 | Le Journal de La Princesse frivole
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