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2001年からブリュッセル在住の、日仏カップル。日・仏・白の話題を織り混ぜた、とりとめのない日記です。


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レストランが閉まっている訳
Tables d'hotesはないけれど、B&Bですからもちろん朝食はついています。母屋の大きな食堂の、長いテーブル。イギリスから来て夕べ別棟に泊まっていた、感じの良い日本人一家と入れ違いで、テーブルに着きました。

朝食の間中オーナーは私たちのそばにいてくれて、色々教えてくれました。おしゃべり好きそうなので、いずれはTable d'hotesもやるんだろうな。

夏休みシーズンでも閉まっているレストランが多いと話したら、これも労働時間35時間制がもたらした「害」だそう。昼と夜営業している飲食業で週35時間を守ろうとしたら週に3日は休まなくてはいけなくなるわけで、この制度になってからあらゆる店の定休日がころころ変わったり増えたりしているし、ハイシーズンだからといって毎日開ける訳にもいかなくなったそうです。

B&Bのオーナーも、客によくお勧めの店を聞かれるので以前は各店の定休日や営業時間をリストにしてあったのが、あまりしょっちゅう変わるので不便になったと言っていました。
「失業率を下げるため」に始まった35時間制は、始まったときから間違いだったと言われています。

すでに就労している人間の労働時間を削れば、企業は生産力をキープするために、さらに人を雇うだろうという訳ですが、一方で雇用することで企業が負担する税率は下がっていないのです。

生産力が低下してただでさえ厳しい状況におかれる企業が、余計に雇って(=余計に税金を払って)やっと前と同じ生産力を確保するなんて、キツイに決まってます。これで多くの中小企業が潰れました。

大企業も安泰というわけではなく、EU加盟国が増えたことで、まだ労働力の安い国へ工場などを移転するところが増えています。

会社がなくなっちゃったら実もフタもないので、労働者たちは工場移転をとりやめてもらう代わりに、給料は据え置きで週の労働時間を増やすことに合意させられる、という話を最近よく聞きます。ドイツの車製造業界でこの動きが始まり、広がっているところです。

働く方だって、労働時間は減っても購買力は上がっていない訳で、あんまり経済的にいい効果は出ていません。EU圏でもっとも大胆に労働時間を削ったフランスも、今また労働時間見直しを迫られています。

ベルギーもどうなることやら。とりあえずはブルーカラーの仕事からですが、色々変わってきそうです。

バカンス中にもしっかり現実を思い出させられた朝でした。
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