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2001年からブリュッセル在住の、日仏カップル。日・仏・白の話題を織り混ぜた、とりとめのない日記です。


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薪のはなし
DSCF1932.jpgクリスマスのデザートといえば、イタリアではパネトーネ、フランス南東部では13のお菓子、イギリスはクリスマス・プディング、ベルギーのワロン地方ではクニュ(またはクニョル)という人型の甘いブリオッシュ。

地域や国によって様々ありますが、フランスや周辺地域でお馴染みなのはビュッシュ・ド・ノエル。フランス語でビュッシュは薪、ノエルはクリスマスのこと。「クリスマスの薪」という名のお菓子です。

今日買ったのは15cmくらいの小さなティラミス。伝統的なものはバタークリームやチョコレートをたっぷり使ったロールケーキで、クリスマスにちなんだ飾り付けがされています。

「ノエル」の語源は誕生の意味のラテン語natalisが由来という説のほか、ガリア語のnoio(新しい)とhel(太陽)が合わさったもので、キリスト教以前のガリアやケルト独自の、冬至のお祝いから来ているという説があります。

では、薪を模るのはどこから来ているのでしょう?

DSCF1933.jpg数世紀前からクリスマス・イヴには(ケルトの伝統では冬至の夜から祭りの終わりまで)、暖炉にひと際大きくてゆっくりと燃える薪をくべ、理想的には12日間(公現祭まで)燃やし続けるという習慣がありました。

元々はこの薪が「ビュッシュ・ド・ノエル」と呼ばれ、12世紀にはヨーロッパ各国で行われていました。クリスマス・ツリーは冬でも鮮やかな緑なので生命力の象徴として使われますが、大きな薪をゆっくりと燃やし続けるのも、長寿などを願う意味があったのでしょう。

翌年の豊作を祈って実の生る木を薪として使い、点火の際には「枝の祝日」(復活祭直前の日曜日。今年は解説飛ばしちゃった・・・。来年覚えていたら書きます・・・)から保存しておいたツゲや月桂樹を一緒に燃やし、ワインの産地ではワインをかけて願掛けをしたのだとか。また災厄から家を守る意味を込めて塩をかけたり、この大きな薪の燃えさしを翌年まで取っておいたり、灰は畑に撒いたのだそうです。

これはもちろんどの家庭にも大きな暖炉があるのが当たり前だった頃の話。暖炉が家庭から姿を消すとともにこの習慣も廃れ、小さな薪をクリスマスのテーブルに飾る程度になってしまいましたが、1945年にお菓子屋が売り出した現在のビュッシュ・ド・ノエルにかろうじて名残が留められているという訳です。

参考:
http://fr.wikipedia.org/wiki/No%C3%ABl
http://fr.wikipedia.org/wiki/B%C3%BBche_de_No%C3%ABl

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コメント
≪この記事へのコメント≫
おお。いつもながら為になるなぁ。日本のしめ縄みたいな感じなのかね。
2005/12/21(水) 22:27:14 | URL | HIRO #-[ 編集]   
> HIROくん
しめ縄。懐かしい響き・・・。
正月のお飾り、飾りたくなってきたな。
2005/12/22(木) 14:22:31 | URL | ydr #L.iXitw2[ 編集]   
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