Bxlog

2001年からブリュッセル在住の、日仏カップル。日・仏・白の話題を織り混ぜた、とりとめのない日記です。


スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
--/--/--(--) | スポンサー広告 | トラックバック(-) | コメント(-)
Cha-no-yu
会社帰りに、お茶の稽古に出てきました。母校のお茶会に客として行ったのが確か5年前のことで、茶席はあれが最後でした。そしてお稽古は15年振りです(高校時代茶道部)。

「ちょっとでも着物を着る機会をつくるため」というのが最終的なきっかけですが、前から気になってはいたんです。5年前、自分の立ち居振る舞いのメチャクチャさ(お菓子を畳の上に転がした!笑)に愕然として、当時渡欧の予定は既に決まっていたものの「機会を見つけて定期的にお稽古しないと…」と思ったのでした。

でも高校でやっていたのは表千家、海外で習えるのはほとんど裏千家。躊躇しているうちにもう5年も経ってしまいました。とはいえどうせ表のやり方もほとんど忘れてるし、ゼロから始めると思えばどっちの流派でも同じと開き直りました。
それでも今朝、身支度しながら「あ。今日はお茶だ」と、思わず白い靴下を履いていました。大して所作も憶えていないし、もう長いことこんな習慣思い出しもしなかったのに、妙なところに残ってるものだなと苦笑しました。でも、こういうのって嬉しい。

余談ですが…フランス留学時代、数ヶ月日本語を全く使わずにいたある日、お世話になった友達のご両親にお礼を言ったところ、言葉はフランス語なのに体が自然にお辞儀していました。そんな動きを長らく身近で目にすることもなく、すっかり忘れていたはずが、丁寧なお礼をしなきゃと思ったとたんに頭が下がっていたのでした。友達もご両親も、私自身も違和感があって一瞬驚き、笑って和んだひと時でした。ああ私は紛れもなく日本人だと嬉しくなったのを憶えています。

さて、お茶の稽古。今日はお点前はやりませんでしたが、割り稽古の一部の動きを見てもらいました。思っていたより表と裏は似ていて安心したと同時に、だからこそ混ざって間違えるのだろうから、最初にかなり集中して憶えないといけないと思いました。

個人的には、やっぱり表のほうが動きが女性的で好きです。慣れてしまえば裏でも女らしさを出すことはできるのかもしれないけど。

今日来ていたのは私+5人のベルギー人(先生を含む)。普段教えている先生が4月まで不在なため、代理の方でした。日本語が分からないわりにはみんな用語をよく覚えているし、お茶のこともしっかり勉強しているなと思いました。

でもいかんせん座り方やら歩き方、手指のちょっとした動きがぎこちなく、微笑ましい。普段正座していないことや、お箸を持つなど細かい指の動かし方をしていないことなどが、ふとしたことですぐに分かるのです。これならちょっと頑張れば、私でも上手に見えるかも・・・なんて、すぐに打算的になるのでした。

場所は街中ですがとても静かな最上階で、途中10分間の座禅もまじえて、冗談を言いながらくつろいだ雰囲気のなかでの稽古でした。なかなか楽しかったです。とりあえずしばらく通ってみようと思います。
スポンサーサイト
コメント
≪この記事へのコメント≫
ydrさん、お茶もたしなまれるのですねー。しかも茶道部経験者。筋金入り?こんなことを言ったらおこられるかもしれませんが、茶道ってそんなにおもしろいものなのですか?なぜお茶一杯飲むのにあんなにもったいぶる???などなどフランス人から質問を受けますがギブアップの私です。
2005/01/28(金) 12:19:02 | URL | ふらんす #-[ 編集]   
面白いというか、楽しいと思っている人はどのくらいいるんでしょうねえ。

私の場合は、高校時代は「お菓子が食べられて、(運動部ほどは)疲れない」から入部していた不届きものです…(笑)

またやってみる気になったのも、自分の立ち居振る舞いのひどさに自分で幻滅していて(姿勢も悪くて、たまに窓にうつる自分の姿にショックを受けます)、お茶をやって少しでも所作が女らしくなればと思って。
本格的に免状を目指している人から見たら、それだけでは動機は不純かもしれません。

お茶のルーツは数説あって、茶会の意味も時代を経てかなり色々変わってきました。今でこそ「もてなす心」「迎える心」など、名目が美化されていますが、最初はお菓子なんかなくて、信長が家臣に気色悪いものを飲ませて忠誠心を試す(ホントに倒れる人もいたというから、飲むのには勇気がいったでしょう)、などのダークな目的にも使われてきた背景があり、時間をかけてお茶をたてるのはあえて緊張感を高めるためでもあったわけです。(長くなりそうなのでこのことはまたいつか…)

お茶をやっていると指の動きひとつまで神経を使います。狭いところでやるので人にも見られっぱなし。暮らしの中にときどき「緊張感をもつ場や時間」があることは大事だと思うので、内勤ばかりで普段緩みっぱなしの自分を、ちょっと省みるきっかけにもなればと思っています。もちろんお茶以外のことを通してでもできることですけど。

自分が見えてくるという意味では、面白いと思います。

ウチの旦那などは、お洒落して気取ったレストランに行くのは疲れるといいます。私も疲れるんですが、「その緊張感がいいんじゃないかー」とも思います。生活のスパイスというか。そんなのに似ているかもしれません。うーん、私ってマゾ?
2005/01/28(金) 14:32:05 | URL | ydr #L.iXitw2[ 編集]   
コメントを投稿する

普通のコメントの場合、なくてもOKです。
URL
コメント
パスワード
パスワードを設定しておくと、後から自分のコメントを編集・削除できます。
コメント非表示  管理者以外に読まれたくない場合にチェックをつけて下さい。
コメント非表示の際は、返信先としてメールアドレスかURLをご記入ください。
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
http://ydr.blog2.fc2.com/tb.php/80-12131e36
≪この記事へのトラックバック≫
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。