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2001年からブリュッセル在住の、日仏カップル。日・仏・白の話題を織り混ぜた、とりとめのない日記です。


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今日はやっぱり
バレンタインですから、これをネタにしようと思います。それにしても2月って行事が多いですね。古来ヨーロッパでは(ほかの地域もそうですが)農作業などが比較的ヒマになるせいか、2月が「潔め」の季節とされていて、色々切り替えの儀式というか行事があるのです。

聖バレンタイン・デーの起源については、あちこちで紹介されているので、興味がなくても(特に日本にいる人は)どこかで耳にしている方も多いと思いますが、一応要約するとこんな感じです。面倒くさい人は色つき文字の部分は読み飛ばしてください。

起源は3世紀のローマ帝国。皇帝クラディウス2世は、士気が落ちることを嫌い兵士の結婚を禁止していました。バレンタインという司祭は、その陰で多くの兵士たちの結婚を次々認めることで愛の尊さを説き、そのことがバレて、職権乱用の謀反人として囚われ処刑されます。それが270年2月14日と言われています。

ローマ帝国でキリスト教が公認され(313年)、国教化され(392年)たのは4世紀ですから、当時はキリスト教はまだ新興宗教として迫害される側でした。神と言えばギリシア神話の神々で、ローマでは古くから2月14日にはゼウスとジュノーの結婚にちなみ繁栄を祈るジュノー祭、15日からは豊穣を祈るルベルカリア祭が行われていました。

ジュノー祭のメイン・イベントはくじ引きによる恋人選び。女性は前夜に自分の名前を書いた紙をカメに入れ、男性がそれを引き、当たった相手と祭りの間、または翌年まで恋人同士として過ごせるというものでした。

(クラディウス2世がこの祭りも禁止していたという話は聞きませんが、やっぱり良く思っていなくて、民衆が恋愛に盛り上がらないよう、あえてこの日に司祭を処刑したのではないかと思います。どなたかご存知でしたら教えてください)

キリスト教から見れば、多神教にちなむ、しかも「淫らな」土着の祭りを好ましく思っていなかったのですが、地域に浸透した習慣はキリスト教が認められてからもなかなか廃れませんでした。そこで教会は5世紀になってから、聖バレンタインの処刑のエピソードと重ね、この「穢れた日、穢れた祭り」を「尊き愛の日」として、復活させたと言われています。


ただし現在は祭日ではありませんし、キリスト教信者だけのイベントというわけでもありません。クリスマス同様、昔からあったお祭りが廃れたり盛り下がってきたころ、アメリカから商業戦略として戻ってきたイベントのひとつです。

…歴史はこのくらいにしておいて、こちらでのバレンタイン・デーの祝い方について少し。

恋人同士がメインのイベントであることはこちらも日本と同じです。この日「バレンタイン・メニュー」(シャンパンなどがついていて、ちょっと高い)を用意するレストランが多いです。クリスマスほど大掛かりではないし、日本よりずっと地味なものの、一応ギフト商戦もあります。

花屋をはじめ本屋や服屋や香水屋もウィンドーを「聖バレンタイン・デー」の文字と、ハートマークやキューピッドの絵で飾っています。チョコレートはもともと花束と同じくらいポピュラーで無難な手土産であり贈り物なので、こちらでもチョコレート屋やお菓子屋はバレンタイン・キャンペーンをやっています。あくまでも数ある贈り物のチョイスのひとつに過ぎませんが。

贈り物をするのは男性から女性へ、というパターンがどちらかというと多いし、お互いにプレゼント交換をするカップルもいます。いずれにしても「愛の告白」というよりは既にお付き合いをしている恋人同士や夫婦が、愛情を確かめ合うために何かする日です。かといって独り者が肩身が狭くなるほど、大げさなイベントでもなく、やりたい人がやるという感じ。

我が家の場合、私が「何かしよう」と言わない限り、普通の一日になってしまいます。そして私はせっかくこの日を一緒に祝う相手がいるのだから、何かやりたいなと勝手に盛り上がる年もあれば、面倒に思う年もあり、バラバラです。

今年は一昨日ibookを購入したばかりなので贈り物は省略し、外で食事する予定。でも「愛を確かめ合いたい」というよりは、単に着物が着たいからだったりします…(笑)

ある料理上手の友人のところは「外で食べると高いからこの日は必ず家で、でも思い切り手間隙かけたゴージャスな料理を食べる」のだそうです。作るのが大好きな彼女と食べるのが大好きな彼。二人にピッタリのバレンタインの過ごし方。こういうのも、愛情がこもっていて素敵です。
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バレンタインデー(St. Valentine's Day)   中世カトリック教会の祝日。時代は3世紀のローマ。皇帝グラディウス2世は、強兵策の一環として兵士の結婚禁止令を出した。しかしながら、これに猛反発したローマ司祭、聖ウァレンティヌス(バレンタイン)は、皇帝の命に背き、兵士
2005/02/15(火) 04:03:45 | 小便小僧のつぶやきfromベルギー
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