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2001年からブリュッセル在住の、日仏カップル。日・仏・白の話題を織り混ぜた、とりとめのない日記です。


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第12回ミーティング -パリ遠征- オペラ座歌舞伎鑑賞(前)
DSCF3617.jpg3月の「あやめの会」はパリ遠征でした。30日(金)夜、オペラ・ガルニエでの歌舞伎公演、千秋楽に行ってまいりました。書いているのは4月1日なのですが、冗談だと思われないよう3月31日の日付でアップします(笑)

歌舞伎好きのまっつさんの提案により、昨年の夏ごろから計画していたこのイベント。最終的にはmさん、Aさんと私の3人で行くことになりました。

DSCF3625.jpg初日は25日、日曜午後の公演で、場合によっては日帰りもできてしまうということで、はじめは初日のチケットを取るつもりだったのですが、同じカテゴリで人数分取ることができずこの日にずらしたのでした。

当日午前中にブリュッセルからパリへ行き、一泊して翌日の夜戻るという旅程。オペラ座近くのホテルが取れたので、ホテルで着付けして歩いていくことになりました。数日前から天気予報で30日は雨と出ていて、実際に出発の朝から降っていて、降りがひどければ着物は諦める覚悟でいましたが、夕方までドキドキでした。最高気温は8-9度と、少し前の季節に逆戻りした感じ。
DSCF3623.jpg昼頃ホテルに着き、荷物だけ置いて少し買い物に出かけ、夕方ホテルに戻ってとりあえず着付けを開始。そのうちに幸い雨はあがり、このまま夜まで持ちこたえそうだったので、ホッとしました。無事に着付けを終えて、オペラ座へ。

中は人で溢れていて、和服もちらほら。オペラ座の豪華な内装に歌舞伎の垂れ幕がかかって、上演前から雰囲気は歌舞伎でした。最初の演目『勧進帳』のあと、15分の休憩。ドリンクサービスをやっているフロアに下りてみると、結構な数の和服女性(男性も少し)がいて、ここぞとばかりに観察してしまいました。1杯10ユーロのシャンパンが、飛ぶように売れていました。

『口上』は9人全員がフランス語で頑張り、観客は大喜び。団十郎のにらみは、やっぱり近くで見たかった・・!この日は弁慶も団十郎が演じましたが、病に臥せっていたことを全く感じさせないほど力強く、大迫力に圧倒されてしまいました。海老蔵の富樫も凛々しくて素敵でした。もともと団十郎の包容力のある雰囲気が好きでしたし、普段年下にあまり惹かれない私ですが(爆)、生で見てしまうと海老蔵人気も納得です。

さらに休憩を挟み、『紅葉狩り』。こちらも見所たっぷりで、受けが良かったようです。桜の季節に、紅葉を堪能しました。渡辺保の『歌舞伎手帖』を家に忘れて来てしまいましたが、筋も有名な2演目で、字幕もあったので充分楽しめました。

この間たまたま映画"Dolls"を見たり、PS3で"GENJI -神威奏乱-"をプレイしたばかりで、その背景を見て日本の紅葉は、現実離れした美しさだなぁ、と思っていたところでした。あの燃えるような赤やオレンジは、こちらのせいぜいオレンジがかった黄色どまりの紅葉からは想像もできません。ただでさえハッキリした色使いで人形のような衣装、スローなマイムを特徴とする歌舞伎舞台ですから、知らない人が見たら、背景も舞台だから大げさに色をつけているのだと思ってしまいそう。

DSCF3637.jpg個人的には、歌舞伎はかれこれ7年ぶりくらいに観ました。東京にいた頃は、外国の客が来るたびに歌舞伎座で一幕だけ観に行ったものでしたが、一幕見席は今回の桟敷よりずっと高いし舞台から遠く、役者はちんまりとしか見えません。今回少しでも見やすいところで見て、やっぱりこの方が楽しめるなと思いました。

黒子がいなくて、黒子の役割をしている人たちがみんな普通に裃と髷で出ていたのは、海外の舞台だからなのでしょうか?詳しい人に聞いてみなくちゃ。

千秋楽だったためかカーテンコールが長く続き、笑いを取る役者がいたりして、楽しい雰囲気で終わりました。初日、中日、千秋楽という大事な日程のうち、千秋楽は一番盛り上がる日だそうです。好天だった初日に行けなかったことを残念に思っていましたが、結局お天気にも邪魔されずに済んだし、この日で良かったです。同じボックスにいた日本人女性で2日連続で来ていたという人が、前日より良かったと絶賛していて、その理由として前日は団十郎と海老蔵の配役が逆だったこと(5回の公演中、2人が毎回交互に演じていたそうです)と、やはりカーテンコールが長かったことを挙げていました。

ともあれ親子でのオペラ座デビュー、大成功でおめでたいことでした。団十郎は20年近く前にブリュッセルにも来たそうなので、また是非ここまで来て欲しいものです。

着物の話は、後編で!
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コメント
≪この記事へのコメント≫
いいな、いいなー。
言いだしっぺだったのに行けなくなってすみませんでした。そういえば、一昨年のときも『口上』はフランス語でした。菊之助さんの発音が、やたら上手だったのを覚えています。私は海老蔵のにらみを間近で拝ませてもらいましたが、すんごい迫力でした。でもやっぱり、私は菊之助ファンでございます(笑)。
2007/04/01(日) 22:24:33 | URL | まっつ #NBH7USe6[ 編集]   
> まっつさん
素晴らしいアイデアを提供していただき、ありがとうございました。
一緒に行けなくて残念でしたが、多分今後も来るでしょうから、いつか是非。
一昨年の菊之助さんの口上は、他所でも評判になっていましたよ。私はやっぱり団十郎が安心して見てられる感じで、好きですねぇ。
2007/04/01(日) 22:33:56 | URL | ydr #L.iXitw2[ 編集]   
うらやましいぃ
ご無沙汰しております。オペラ座公演行かれたんですね。うらやましぃ。日本でもニュースで何度も流れてました。私は亀治郎が観たかったです♪

黒子は正しくは黒衣(くろご)と書いて、一門の弟子や狂言作者さんがつとめるそうです。裃袴の方は後見(こうけん)と言いまして、役者の演技のサポートと役者に何かあったとき代役がつとめられるような役者さんがつとめるそうです。・・と私も歌舞伎にはまって、せっせと勉強中です。
2007/04/02(月) 04:29:39 | URL | RINKO #ElJgphU6[ 編集]   
> RINKOさん
おおーさすがRINKOさん!
wikipediaでもそこまで載ってなかったんですよ~
ありがとうございました。

今回の記事を書きながら、RINKOさんのことを思い出しておりました。亀治郎さんの義経、品があって好かったですよ。
2007/04/02(月) 07:25:56 | URL | ydr #L.iXitw2[ 編集]   
こんにちは!
一座のフランス語での口上、面白かったですよね。音だけで覚えていらっしゃるようでしたが、シャイヨー宮殿の時よりもしっかり長いフレーズをこなしてらして関心しました。

和装の女性3人揃うと華やかですね。
トラックバックをさせていただきました。
どうぞよろしくお願いします。
2007/04/07(土) 09:44:46 | URL | あかね #RCAmb33c[ 編集]   
> あかねさん
コメントとTB、ありがとうございました!
どことなく歌舞伎調のフランス語が面白かったですね。
シャイヨーの時、今回と評判は上々のようですので、定期的に来てくれるといいなと思います。

遅ればせながら、TBを返しておきました。
こちらこそ、どうぞよろしくお願いします。
2007/04/07(土) 14:26:20 | URL | ydr #T96BaXtI[ 編集]   
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ヨーロッパでは日本で桜の開花がニュースになることがニュースとして取り上げられている今日この頃である。今年も日本の桜は見られなかったが、その代わりに日本でも珍しいという豪華な配役の歌舞伎公演を見る機会に恵まれた
2007/04/07(土) 17:45:57 | パリで、着物暮らし
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